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  • 東急建設/計画時から修繕費算出/タブレットで即時提示

     東急建設は、事業計画段階から修繕費用の予測を自動算出できる社内ツール「概算修繕計画システム」を開発した。パソコンやタブレット端末から建物用途、延床面積などを入力するだけで、修繕にかかる概算費用の計画を迅速に作成する。試算の時間や手間を削減し、業務効率化につながる。

     

     同社独自の修繕計画算定システムによる修繕計画の作成では、新築時の見積もり内訳が必要で、各工事項目ごとに修繕率などを設定するため手間がかかっていた。

     

     事業計画段階では見積もり内訳や図面が作成されていないことが多く、修繕計画の迅速な作成が難しかった。

     

     開発したシステムは、入力画面で顧客情報、延床面積、建物用途を入力するだけで概算修繕計画を自動で作成し、PDFファイルで出力できる。概算修繕計画は公的データベースを参照し、延床面積から比較換算されたもので、建築と設備の各項目について、新築から60年後まで5年ごとの概算費用を示す。

     

     概算修繕計画のグラフは、棒グラフで単年の修繕金額、線グラフで累計金額を表示する。累計金額は標準的、最大、最小の3パターンが表示され、修繕金額の振れ幅が分かる。

     

     システムは社内イントラ上で動作するため、営業担当者がタブレット端末で即時に提示することができ、顧客からの要望の対応力向上にもつながる。

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    掲載日: 2019年2月22日 | presented by 建設通信新聞

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