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技能労働者 0.9%減328万人/高齢化 着実に進行
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>建設産業にとって最大の課題となっている若年層の入職者の確保。国土交通省がまとめた、最新の「建設業就業者の現状」をみても、技能労働者を中心に就業者の高齢化が進展している状況に変わりはない。労働力人口の減少に向き合う中、これからの建設産業を支えていく若年層を中心とした「担い手」の確保・育成は欠かすことができない。
2018年における技能労働者数や、その年齢別の構成比といった建設業就業者の現状は、総務省の「労働力調査」(18年の平均)をベースに算出した。
全体の傾向を示す、建設業就業者数は前年から5万人の増加となる503万人(前年比1.0%増)。全体としての就業者数が増加する一方で、占める割合が高い技能労働者数は前年の331万人から328万人(前年比0.9%減)に減少した。
特筆すべきは、就業者の年齢構成比。就業者に占める55歳以上の割合は前年の34.1%から34.8%(前年比5万人増)に上昇。高齢化が確実に進展している状況だ。
実際に就業者の約6割を占める技能労働者(328万人)の年齢構成比は、65歳以上の50.9万人を筆頭に、55-59歳の31.3万人、60-64歳が32.0万人と、55歳以上の高齢者層(114.2万人)が全体の3分の1を占めるという“高齢化の構図”は変わっていない。
とりわけ60歳以上(82.8万人)が全体の4分の1を占める一方で、これからの建設産業を支える29歳以下の若年層は36.5万人と全体に占める割合はわずか11.1%に過ぎない。
この数字だけをみても、若年層を中心とした入職者の確保・育成はまさに喫緊の課題と言えそうだ。
残り50%掲載日: 2019年2月26日 | presented by 建設通信新聞