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  • JIPテクノサイエンス/鋼橋のBIM/CIM支援/i-Con 設計から始動

     JIPテクノサイエンス(東京都中央区、前川静男社長)は、鋼橋分野のi-Constructionの実現に向け、設計から製作、維持管理のあらゆる局面での取り組みを進めている。上流工程の設計工程における効率化、フロントローディングの実現が成功のかぎを握るため、橋梁上部工モデルの設計データを活用した3次元モデルの自動作成化を実現し、ICT事業の拡大を推進する。

     

     鋼橋上部工の主構造の3次元モデルを瞬時に自動生成するCIMモデリングシステム『BeCIM/MB』は、市場に普及している同社の鋼橋概略自動設計システム『JSP-1W/4W』、詳細設計システム『HyBRIDGE』の設計データを連動することで、モデル作成の圧倒的な効率化を実現したシステムとなる。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)にも登録されている。

     

     具体的には、適用橋種を箱桁、鈑桁橋とし、2次元設計データから主桁、横桁といった主構造のほか、ダイアフラム、対傾構、横構などの細部構造やRC床版、橋面などを3次元化する。

     

     概略設計では扱わない細部構造については、内部設定値により自動的に3次元化が可能であり、それらをユーザーが任意に変更することもできる。例えば箱桁橋における横桁部の取り付け高さ寸法、中間ダイアフラムの開口部補強部材の形状寸法、支点ダイアフラムに取り付く補剛材の配置と形状寸法や、鈑桁橋の垂直補剛材の形状寸法、横桁、対傾構の形状タイプなどだ。

     

     今後は、付属物との干渉チェックや施工計画の検討での利活用を目的に、同社の製作情報システムや維持管理システムとの連携も見据え、橋梁分野全体のBIM/CIM推進を後押しする。

     

     同社はソフト開発のほか自社製品を利用した設計業務、BIM/CIMモデリングサービスも手掛ける。前田晋建設ソリューション事業部副事業部長は「自分たちが設計で活用できるシステムを製品化している。使い手の立場でシステム開発できることが強み」とポイントを挙げる。国交省のBIM/CIMの契約図書化や設計原則化の動きにも対応し、「橋梁分野のBIM/CIM化を下支えしたい」と意気込む。

     

     3月29日までBeCIM/MBの無料レンタルキャンペーンを実施しており、「鋼橋モデル作成の効率化が課題と考える人や、日ごろ鋼橋の設計業務にかかわっているがBIM/CIMはこれからという人にも試してほしい」という。利用期間は1カ月。同社ホームページ(https://www.jip-ts.co.jp/news/2018/)から申込書をダウンロードして申し込む。問い合わせは、同社建設ソリューション事業部・電話03-5614-3203、電子メール(csol_support@cm.jip-ts.co.jp)。

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    掲載日: 2019年3月11日 | presented by 建設通信新聞

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