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大成建設/建物周辺の風環境予測/AI活用、短時間で実現
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は、AI(人工知能)を活用して建物周辺の風環境を予測する技術を開発した。これまでの施工実績などで得た数値シミュレーションによる風環境の結果をAIに学習させ、短時間での予測を実現する。設計初期段階から風環境を考慮した検討が可能となり、速やかな合意形成につながる。
市街地の建物周辺の複雑な風環境を予測するためには風洞実験や数値シミュレーションを実施する必要があるが、時間とコストがかかるため設計の進捗に合わせて風環境を検討することが難しかった。
開発した新技術は市街地までを対象に風環境を予測できる。既存のAIによる風環境の予測は建物1棟のみが対象だったため、周辺建物の影響を考慮したより現実に近い風速や風向を予測できる。
AIの学習結果に基づき、建物周辺の風況をプロットする画像処理により、数分で風況の予測が可能。縮尺模型による風洞実験では約2カ月、データ作成や3次元計算を実施する数値シミュレーションでは1-2週間かかっていたため、大幅に高速化する。
建物形状データと風向きを入力するだけで運用可能で、設計者が設計の進捗に合わせて風環境を評価できる。同社は風環境の予測精度をさらに高め、設計支援ツールとして展開する。
残り50%掲載日: 2019年3月12日 | presented by 建設通信新聞