建設技術者向けNEWS

　国土交通省は１１日、２０１９年１月の建設工事受注動態統計調査報告をまとめた。全体の受注高は前年同月比５.２％増の５兆９８１５億円で２カ月連続の増加となった。元請受注高は５.６％増の４兆０３３９億円、下請受注高は４.５％増の１兆９４７７億円だった。

　業種別にみると、総合工事業は１.７％増の３兆４８９６億円、職別工事業は５.１％増の７９９７億円、設備工事業は１３.５％増の１兆６９２２億円となっている。

　元請受注高を発注者別にみていくと、公共機関からの受注は２２.５％増の１兆０９１８億円と９カ月ぶりに増加に転じた。民間等からの受注は０.４％増の２兆９４２０億円で２カ月連続の増加となった。

　公共機関からの受注のうち、１件５００万円以上の受注工事額は３２.８％増の１兆０８４３億円。内訳は国の機関からの受注が３０.３％増の４７５９億円、地方の機関からの受注が３４.８％増の６０８４億円だった。

　１件５億円以上の建築・建築設備工事を対象にした民間等からの受注工事額は１８.８％増の７０９４億円。工事種類別では、工場・発電所（２００４億円）、住宅（１７８７億円）、倉庫・物流施設（９１２億円）の受注工事額が多かった。

　１件５００万円以上の民間等からの土木工事と機械装置等工事の受注額は４４.１％増の６７５８億円となった。