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  • 「令和」時代の担い手に期待/若い力求める声多く/挑戦とコミュニケーション

     新入社員の入社式が1日、建設企業各社で開かれた。5月から始まる「令和」の時代の担い手として、各企業トップは期待を込めたメッセージを伝えた。コミュニケーションや人の和を大切にするといった社会人としての姿勢を説いた言葉とともに、『第4次産業革命』とも呼ばれる技術革新の中で、新時代の創造に向けた「挑戦」を求めるメッセージも目立った。

     

     新元号の発表日と重なった1日の入社式では、生産性向上や働き方改革に向けてAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ロボットが建設現場を大きく変えようとしている時代を踏まえ、若い力を求めるメッセージが多かった。鹿島の押味至一社長は、自社が進める次世代建設生産システムの構築などに向け、「柔軟な発想と新しい目線が不可欠だ」と呼び掛けた。大林組の蓮輪賢治社長も、「常識を覆す新たな伝統を創造してくれることを望む」と期待を寄せ、大成建設の村田誉之社長は「新しい視点を持ち、臆することなく自分の意見を発信してくれることを期待する」とした。

     

     新社会人として求める姿勢としても、新たな事柄への挑戦を求める声が相次いだ。清水建設の井上和幸社長は「革新志向とチャレンジ精神を大切にして自ら新たな一歩を踏み出す姿勢」を求め、変革と挑戦を熟慮して断行するよう呼び掛けたほか、竹中工務店の佐々木正人社長は「国内外のさまざまなフィールドで新しいものに積極的にチャレンジする革新への意識を持ち、多様な能力や特色を持った個性豊かで創造的な社会人に育ってほしい」とし、大成建設の村田誉之社長は「現場力・挑戦力・技術力」を磨くよう求めた。

     

     ただ、個人の挑戦による突破力に期待するだけでなく、清水建設の井上社長が「心の通ったコミュニケーションでチームワークのすき間を埋める」ことを心掛けるよう呼び掛けたように、「コミュニケーション」もキーワードとなった。安藤ハザマの福富正人社長や東亜建設工業の秋山優樹社長、飛島建設の乘京正弘社長、三井住友建設の新井英雄社長、建設技術研究所の中村哲己社長などが訓示でコミュニケーションの重要性を説き、日本設計の千鳥義典社長も「責任・信頼・コミュニケーションを大切に仕事に取り組もう」としたほか、日建設計の亀井忠夫社長は「1人ではできない仕事であり、一人ひとりのほかに代え難い力が大切だ」とチームで働く重要性を強調した。

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    掲載日: 2019年4月2日 | presented by 建設通信新聞

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