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日本道路、花王/高耐久アス舗装を開発/増加する改修ニーズに対応
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日本道路と花王は、ポリエステルを添加した高耐久性アスファルト舗装「スーパーポリアスコン」を開発した。重車両の走行・静止荷重によるわだち掘れの対策として一般的な半たわみ性舗装よりも工期が短縮でき、ポリマー改質アスファルト舗装よりも高耐久である点を強みとしている。販売開始は5月中をめどに検討を進めており、価格は5cm厚で1㎡当たり4000円程度。年間8万㎡の販売を目指す。
近年、高速道路のSA・PAや物流センターの駐車場などでは、物流車両の通行量増加や車両の大型化によってわだち掘れの発生が著しく、改修ニーズが増加している。スーパーポリアスコンは、現在広く採用されている半たわみ性舗装に近い耐久性を有しつつ工程や工期を短縮できるため、使用中の施設の改修ニーズに対応しやすい。
従来の高耐久性アスファルト舗装に使用するポリマー改質アスファルトとの比較では耐流動性・耐水性・耐油性・たわみ追従性および耐静止荷重性で優れていることを室内試験で証明している。
また、2017年3月に日本道路のアスファルトプラント構内で実施した試験施工では、通常の密粒度アスコンと同等の施工性で、見た目にも差異がみられないことなどを確認しており、同年11月からは花王の流通施設などで実路施工を実施。現在までひび割れやわだち掘れなどの損傷はなく、良好な路面状況を保持している。
残り50%掲載日: 2019年4月12日 | presented by 建設通信新聞