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WCPとソフトバンク/橋梁健全性 5Gで監視/パシコン、前田建設ら愛知の有料道で実証
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>Wireless City Planning(WCP)とソフトバンクは、5G(第5世代移動通信システム)の特長である多数同時接続通信や大容量通信を橋梁の健全性監視などに生かすための実証実験を実施した。パシフィックコンサルタンツと前田建設、愛知道路コンセッションがパートナーとなり、愛知県の有料道路・知多半島道路で実験した。
今回の実験は、総務省の「高密度に展開された端末の多数同時接続通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討」をWCPとソフトバンクが受託して実施した。
5Gの特長の1つである多数同時接続を実現する要素技術を実装した「5G-mMTC」(大規模マシンタイプ通信)無線機を試作開発した上で、橋桁や橋脚の微少な振動を監視する加速度センサーを多数設置し、5G-mMTC無線機でデータを収集した。その結果、橋桁や橋脚の複数点で計測した振動特性をリアルタイムで 監視できることを確認した。災害発生時などの橋桁や橋脚の異常を遠隔地でリアルタイムに検知できる。
ソフトバンクが開発した可搬型5G設備「おでかけ5G」を使った実験も実施。知多半島道路の半田中央インターチェンジに設置し、大容量通信を使った高精細な4K映像の伝送と、通信を最適化・高速化できるMECサーバーによるAI(人工知能)画像解析を実施した結果、HD画像では検出できない小さな物体をAIで検出できた。落下物や逆走車など道路上の異常を自動検知できるようになる。
IoT(モノのインターネット)無線技術とソーラーバッテリーを使った簡易トラフィックカウンターも道路上に多数設置し、特定地点の渋滞発生を検出できること確認したほか、従来より渋滞の長さを精細に検知できた。
残り50%掲載日: 2019年4月15日 | presented by 建設通信新聞