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NIPPO/初期強度の耐流動性5倍/エポキシアス舗装固形で安全性向上
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>NIPPOは、固形エポキシ樹脂を採用したエポキシアスファルト舗装「ハードアスコン」を開発し、販売を開始した。従来の液体エポキシアスファルトの課題である初期強度の耐流動性を約5倍に高めた。固形タイプのエポキシを採用することで、より安全に取り扱うことができる。耐油性や最終強度の耐流動性・耐静止荷重性は半たわみ性舗装と同等で、施工単価も超速硬半たわみ性舗装と同等としている。
同製品は、アスファルトプラントでアスファルト混合物を製造する際に固形エポキシ樹脂を添加・混合するもの。最大の特長は初期強度の発現性に優れる点で、技術本部総合技術部技術研究所の志賀義伸研究第二グループ副主任研究員は「硬化剤などの改良によって、初期強度の耐流動性を従来品と比較して5倍にまで高めて問題性のないものとした」と述べる。エポキシアスファルトは3日から7日程度かけて徐々に強度が上がる特性があるが、同製品は交通解放する時点で改質III型相当の強度があり、最終的には半たわみ性舗装と同等の強度となる。
また、液体タイプは添加剤の投入時に作業者へ付着してかぶれなどを引き起こす恐れがあったが、固形タイプに変更することで作業の安全性が向上した。プラントミックスの製品であるため少量製造も容易で、小規模施工にも対応しやすい。施工は一般的なアスファルト舗装の機械編成で実施できる。加えて、半たわみ性舗装と比較した場合、セメントミルク注入工が不要である分、施工日数の削減にもつなげることができる。
販売目標は年間10万㎡としている。
残り50%掲載日: 2019年6月10日 | presented by 建設通信新聞