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応用地質/トンネル点検・診断/AIで自動判定
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>応用地質は、道路トンネルなど構造物のコンクリート健全度をAI(人工知能)によって自動判定するシステムを開発した。打音調査によるコンクリート劣化診断は、技量や経験によって効率性や診断結果の差異が生じるケースがあるが、AIを活用する同システムは点検者による差異が生じない。結果として点検・診断に一定の品質を確保できる点が特徴となる。
新たに開発した自動判定システムは、コンクリートハンマーによる打撃応答波形の違いをAIが機械学習することで、コンクリートの健全度を自動判定する仕組み。判定結果を点検員のスマートフォンなどにリアルタイムに表示、点検・診断に要する一連の生産性を高めることができる。
国や地方自治体など道路管理者に義務付けられている5年に1回の定期点検(健全度評価)によって、メンテナンス事業の需要が増大している。点検・診断を担う点検技能者の減少が大きな課題となる中で、より効率的に劣化状況を診断することができるシステムとして、活用されることになりそうだ。
生産性の向上や担い手の確保・育成といった社会的な要請を踏まえて、同社が持つトンネルなどの点検・維持管理に関するノウハウと進展が著しいAI技術を融合。トンネル覆工コンクリートの健全度をAIによって自動判定するシステムを開発した。今後、橋梁などその他のコンクリート構造物にも適用できるように新たな技術開発を進めていく方針を示す。
残り50%掲載日: 2019年7月12日 | presented by 建設通信新聞