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大成建設/コンクリート吹き付けの遠隔操作技術を開発/操作者の安全性向上
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は17日、山岳トンネル工事で遠隔操作による切羽のコンクリート吹き付けが可能な技術を開発したと発表した。ヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)を装着した操作者が、ディスプレーに写し出された切羽の映像を見ながら遠隔操作でコンクリートを吹き付ける。土砂の崩落といった危険がある切羽付近での作業がなくなり、操作者の安全性向上や作業環境の改善が実現できる。
遠隔操作技術「T-iROBO Remote Shotcreting」は、2016年に開発した臨場型遠隔映像システムを応用した。HMD、魚眼レンズ付きカメラ2台、カメラを粉じんなどから守るボックス、カメラボックスを移動するための走行レール、LED投光器で構成する。
使い方は操作者がHMDを装着し、魚眼レンズ付きカメラから送られた映像を見ながら吹き付け機をリモコンで操作する。魚眼レンズを使うことで吹き付け箇所が超広角で把握できる。山岳トンネル工事の現場で実際に作業し、安全性と作業効率の向上を確認した。
従来のコンクリート吹き付け作業は操作者が切羽近くに立ち、仕上がりを目視で確認しながら吹き付け機を操作していた。操作者は切羽からの土砂崩落、吹き付け材の跳ね返りといった危険があり、コンクリートの吹き付けで発生する粉じんの影響などで作業効率が低下する可能性もあった。
残り50%掲載日: 2019年7月18日 | presented by 日刊建設工業新聞