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小型無人機の目視外飛行/22年度 有人地帯で実現/空の産業革命へロードマップ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>政府は、「空の産業革命に向けたロードマップ2019」を決定した。ドローンなど小型無人機の安全確保に関する制度の基本方針を2019年度に策定し、20-21年度に必要な制度などを整備して、22年度をめどに有人地帯での目視外飛行を実現する。インフラ維持管理分野での取り組みとしては、19年度から目視外飛行による長大なインフラの点検を始め、22年度以降には都市部の有人地帯で点検を行う。
「小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会」で決めた。国土交通省と経済産業省が合同で開催する「無人航空機の目視外及び第三者上空等での飛行に関する検討会」に、専門家らによるワーキンググループ(WG)を設置する。
WGは有人地帯での目視外飛行に向け、▽認証制度などによる機体の安全性確保▽資格制度などによる操縦者・運行管理者の技能確保▽空域利用のあり方を含む運航管理システム▽機体登録制度など所有者情報の把握の仕組み--を検討する。秋に中間報告、年度末に最終報告をまとめ、基本方針に反映する。
ロードマップ2019ではこのほか、インフラ維持管理分野で19年度に▽高精度のデータ検出・記録システムの確立▽風雨などの外乱下での遠隔位置制御技術の確立▽自動安全制御技術の確立▽ドローン操縦者の技能向上と人材確保--に取り組み、確立したシステムや技術は現場への導入も行うことにした。
山間部については、目視内での短距離巡視・点検の検証を19-21年度に行い、22年度以降に目視外での中距離巡視・点検方法を検討する。都市部は、19年度から目視内での短距離巡視・点検方法を検討する。
ドローンなどを活用したインフラ点検の実証・評価も19年度に行うとともに、現場への導入を進める。砂防施設は20-21年度にドローンを使った点検の自動化を始める。
測量分野では、19年度にUAVレーザー測量作用マニュアル案の改定などを行い、20-21年度に3次元測量で詳細な地形の把握や3次元データの作成を促進する。
残り50%掲載日: 2019年7月19日 | presented by 建設通信新聞