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  • ニチレキら/緊急措置個所AI診断/舗装点検を低コスト化

     ニチレキ、NTT東日本、エヌ・ティ・ティ・コムウェアの3社は、AI(人工知能)による「局部損傷」診断技術を共同で開発した。舗装道路の路面点検・診断・措置を一貫して低コストで実現するソリューションで、2019年度中のサービス提供を目指す。また、サービス提供に先駆けて、インフラメンテナンス国民会議「ちゅうごく」フォーラムの主催で8月に実施する実証事業に参画し、同ソリューションを活用する予定だ。

     

     局部損傷とは、「局部的に損傷の進行が早く緊急の措置が必要とされる個所」を指す。50×50cmのメッシュ内のひび割れの交点(結節点)の個数を数えてランク分け評価し、ランクが高い(結節点の多い)とされた個所は路盤の健全性が失われポットホールなど重篤な損傷に進行することが懸念される状態であると判断できる。

     

     同ソリューションは、人手では煩雑なこの評価作業をAIで初めて実用可能なものとした。今回開発するAIは、エヌ・ティ・ティ・コムウェアの画像認識AI「Deeptector」を利用したもので、「局部損傷」と従来から利用されてきた「ひび割れ率」を組み合わせることで、多角的な措置方法の選定を可能としている。

     

     診断結果に基づく措置は、ニチレキがこれまで培ってきた舗装メンテナンスの材料・工法ノウハウを活用し、予算に合わせて適切にコンサルテーションする。特に、局部損傷の補修は、ニチレキが開発を重ねてきた環境に優しくコストパフォーマンスにも優れた「常温表面処理工法」を積極的に活用する。

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    掲載日: 2019年7月30日 | presented by 建設通信新聞

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