建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
空調大手/受注高 3社増3社減/第1四半期売上高は5社が増収
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>空調設備工事を主力とする上場大手6社の2020年3月期第1四半期決算(連結)によると、業績の先行指標となる受注高は、前年同期実績と比べ3社が増え、3社が減らした。通期では5社が前期実績を下回ると予想。受注高の増加基調にブレーキがかかり始めた。売上高は5社が増収となり、手持ち案件の消化が進んでいる。
空調設備工事6社の2020年3月期第1四半期決算(連結)
高砂熱学工業の受注高は、前年同期比6.2%減の767億円。国内、海外とも施工体制を考慮した計画的な受注活動を展開した結果となった。区分別にみると、産業設備は16.8%減の315億円。一般設備は3.4%増の435億円だった。また、受注高のうち海外受注は78億円となった。繰越高は2485億円。
大気社の受注高は、5.9%増の627億円となった。このうち、環境システム事業はビル空調が3.9%減の158億円、産業空調が2.2%増の277億円。また、海外受注高は、環境システム事業が中国やタイで減少した。繰越高は12.1%増の1907億円と積み増している。
三機工業の受注高は、8.2%減の466億円だった。前年同期に大型案件を受注したことの反動減で産業空調が減った。環境システムは、大型廃棄物処理施設を受注したことから大きく伸ばした。繰越高は1556億円。
ダイダンの受注高は11.8%増の486億円。産業施設工事での大型リニューアル案件と東京の再開発案件の受注が寄与した。部門別では空調工事が12.6%増の308億円、電気工事が23.6%増の54億円、水道衛生工事が5.6%増の123億円。繰越高は3.1%増の1385億円となった。
新日本空調の受注高は14.7%減の267億円。主力の一般設備工事で前年同期に産業系大型案件を受注、その反動減となった。受注に占める割合は小さいものの、海外受注はモルジブでホテルの空調工事を受注したことから大きく伸びた。同社はこの段階では減益となっているが、繰越高は884億円。
朝日工業社の受注高は、 27.6%増の266億円と大幅増となった。 設備工事事業でビジネスや生活・文化、 流通、生産の各環境施設を受注、同事業の受注高が34.9%増の235億円だった。 繰越高は876億円。
期首の通期受注高予想に対する達成率は、朝日工業社が34.6%、ダイダンが30.2%、高砂熱学工業が26.9%、大気社が26.1%、三機工業が24.5%、新日本空調が23.2%となった。リニューアル受注は、ダイダンと朝日工業社が前年同期実績を上回っている。
残り50%掲載日: 2019年8月19日 | presented by 建設通信新聞