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職長・班長クラスに特別講習/キャリアアップを支援/専門工事業団体など活用/国交省
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土交通省は、建設キャリアアップシステムを活用した建設技能者の能力評価制度で、レベル2-3に当たる職長・中堅クラスの技能者を対象に行う特別研修の実施スキームを固めた。職長などを対象としたマネジメントスキル向上のための講習を行い、講習を契機に建設キャリアアップカードの取得支援も実施する。能力評価基準が策定された職種から随時、特別講習を開始する予定だ。当面は近く基準が策定される見通しの5-6職種で、レベル2-3のキャリアアップカードの取得者、5万人を目指す。
特別講習は、作業指揮や安全管理など中核的な役割を担う職長・班長クラスのマネジメントやリーダーシップなどの能力を向上させることで、工事の円滑な施工と生産性向上につなげる狙い。
特別講習の受講者には、その経験や技能に応じた処遇につなげられるよう建設キャリアアップカード取得の支援を実施する。
具体的な支援の内容は、能力評価(レベル判定)を実施する際の手数料を補助するほか、評価結果に基づいて交付するレベル2-3のキャリアアップカードの交付手数料も補助する。
特別講習の実施スキームは、専門工事業団体、ゼネコン、建設業労働災害防止協会などとの連携を図ることで、複数のアプローチで多くの技能者に対応する。能力評価基準の策定が前提となることから、基準が整備された職種において、各専門工事業団体が各都道府県支部などを活用して講習を実施する。
ゼネコンの協力会主催の研修会も想定。ゼネコンとその協力会が旗振り役となって、協力会に参加する専門工事企業の職長・班長を集めて、特別講習を行う。
現場単位では、就業履歴の読み取りや蓄積に必要なカードリーダーを設置するモデル現場を公募し、システムの活用を促進する。モデル現場でも特別講習を実施する方針だ。
建災防が全国で実施している「職長・安全衛生責任者能力向上教育」とのタイアップした特別講習も開催する。職長・安全衛生責任者能力向上教育と特別講習をあわせて実施し、そこでも能力評価・キャリアアップカード申請手続きを支援する。
そのほか、グリーンサイトの加入者などに対して、能力評価・キャリアアップカード申請に関する情報発信の展開なども検討している。
残り50%掲載日: 2019年8月20日 | presented by 建設通信新聞