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宇部エクシモ/センシング用FRP光ケーブル/構造物のゆがみ高感度に
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>宇部エクシモ(東京都中央区、高橋俊充社長)は、コンクリート構造物のゆがみをモニタリングするための光ファイバーセンシング用のFRP(繊維強化プラスチック)光ケーブルを開発した。今後、同ケーブルを生かしてセンシング分野の市場開発に注力する。
近年、高速道路や地下鉄などコンクリート構造物の老朽化対策や集中豪雨・地震などの災害対策のため、構造物の状態をセンサーなどでモニタリングする技術が求められている。センシングには、光ファイバーを使うことも多く、実用化に向けた検討が多方面で進んでいる。
同社は、FTTH(家庭用光ファイバー通信回線)用光ドロップケーブルで培ってきたFRP製造技術を保有しており、同技術を応用して樹脂や繊維などの組み合わせを最適化し、硬さ、しなり、曲げ特性、表面性などを必要な機能にあわせて加工したセンシング用光ケーブルを提供できる。
今回開発したFRP光ケーブルは、独自のFRP被覆引抜成形法で光ファイバー素線にガラス繊維を被覆して一体成形した。製造条件を最適化することで伝送ロスを最少化した上で、表面に凹凸を施してコンクリートとの定着性を高めた。光ファイバーをFRPで保護しているため、施工時に光ファイバーが折れにくく、構造物のゆがみなどを高感度でセンシングできる。
残り50%掲載日: 2019年8月29日 | presented by 建設通信新聞