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クラレ/ジャケットに冷暖房装置/体温を適切制御
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>クラレとWINヒューマン・レコーダーは、電子制御冷暖房装置を搭載したジャケットを開発した=写真。省エネと快適性を両立したシステムの需要が高まると見込んでおり、将来的には屋外作業着などでの採用を想定している。2020年夏からの試験販売を目指す。
温暖化問題の対策には建物や自動車全体を冷却する空調システムに加え、体だけを選択的に冷却するシステムが有効である。
今回開発したのは体だけを効率的に冷暖することができる「ウェアラブル電子制御冷暖房装置」を搭載したジャケット。制御デバイスはペルチェ素子(冷暖機能を持つ半導体)と腰か背中に装着するラジエーター部、バッテリー部、コントローラー部で構成する。
血液の流れが集中する頸部を冷暖することで、体温を適切にコントロールできる。頸部表面温度を適温範囲で設定でき、過冷却と低温熱傷を防止する。環境温度に対し、約マイナス5-マイナス15度の冷却機能を備え、約2-4時間稼働する。ジャケットの表層には人工合皮クラリーノ、裏地には通気性に優れたダブルラッセルを使用し、Tシャツの上からの着用を想定する。
5日から7日に、奈良市の奈良春日野国際フォーラムで開かれる「日本繊維製品消費科学会(60周年記念国際シンポジウム2019)」で開発品の実物を展示する。
残り50%掲載日: 2019年9月3日 | presented by 建設通信新聞