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  • 日積サーベイの「HEΛIOΣ」/BIM連携へ大幅刷新/下図表示など40機能強化

     日積サーベイ(大阪市)は、3次元建築積算システム『HEΛIOΣ(ヘリオス)』のBIM連携機能を大幅に強化する。図面上に部材を置きながら積算する「配置機能」をより使いやすくするため、PDF図面を取り込んだ下図をなぞる感覚で部材配置を可能にするほか、躯体作業前に前倒しで仕上げの配置が作業を実現するなどBIM対応を意識し、計40項目もの機能強化を図る。リリースは2020年春を目指しており、BIMツールとしての存在感はさらに増す。10月から全国14カ所で最新版の説明会を開く。

     

     毎年30項目ほどのバージョンアップを繰り返してきたHEΛIOΣだが、最新版は40項目の新機能を盛り込む。従来の機能強化に加え、BIM連携を強く意識した大幅刷新となる。ユーザーの積算設計事務所や建築設計事務所、建設会社でBIMへの対応ニーズが高まりを見せていることが背景にある。

     

     強みの配置機能はBIM連携を下支えし、これまでも着実に機能強化を進めてきた。今回新たに取り入れる下図表示機能は2次元CADから作成されたPDF図面を下図として取り込むもので、下図をトレースすることで各種部材の容易な配置が可能になる。以前は躯体(構造データ)が配置されないと、内装などの部材配置ができなかった。作業が同時並行的に進められることで、より効率的な積算が進められる。

     

     最新版では、BIMのデータ連携環境を整備する狙いから、BIMソフトと同様の形式で部材類の統一コード化を推し進めるための基盤構築にも着手する。設計と積算では図面表現が異なり、スムーズなデータ連携の障害になる。田中好博取締役システム開発部部長は「同一マスターコードを整えるのも、将来のBIM連携を見据えた土台づくり」と説明する。

     

     従来の機能面では、これまで連携があまり進んでいなかった鉄骨への対応を強化するほか、フロアごとに限定していた外壁仕上げの範囲を建物面ごとに拡大する。64ビット対応に切り替えることで業務効率を高めるとともに、より大型案件への対応力も持たせる。

     

    ◆10月から説明会

     

     全国14会場で延べ700人の参加を見込んでいる。入場は無料。申し込みは販売子会社のバル・システムのホームページから。

     

     開催日と会場は次のとおり。

     

     ▽福岡=10月16日(アクア博多)▽広島=同17日(RCC文化センター▽札幌=同23日(かでる2・7)▽仙台=同24日(TKPガーデンシティ)▽大阪=同30日(グランフロント大阪)

     

     ▽東京=11月7日(コングレスクエア日本橋)▽新潟=同8日(ユニゾンプラザ)▽名古屋=同12日(ウインクあいち)▽さいたま=同14日(ソニックシティ)▽長野=同15日(JA長野県ビルホール)▽浜松=同20日(アクトシティ)▽静岡=同21日(CSA賃会議室)▽沖縄=同29日(てだこホール)

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    掲載日: 2019年9月6日 | presented by 建設通信新聞

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