当サイトについて 採用ご担当者様
会員登録はこちら 求人検索

建設技術者向けNEWS

建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!

  • 鹿島道路/高耐久型常温補修材を開発/機械不要で簡単施工

     鹿島道路は、高耐久型常温補修材「ハイパークールパッチ」を開発した。材料を混合して流し込みコテなどで仕上げるだけで施工機械は必要とせず、誰でも簡単に作業できる製品で、対流動性や付着性にも優れることも特長。施工後約30分程度と早期の交通開放を可能としており、補修時は濃紺色の材料が硬化後は黒くなるため、指触判定と合わせて開放の判断ができる。販売開始は9月末ごろを予定している。

     

     同製品は、荒れた表面の処理や段差の修正、ポットホールの補修など幅広く適用できる製品で、適用範囲は厚さ0-50mm程度。パッケージに小分けされた粉体にポリマー水を投入して30秒から60秒程度混ぜた後、そのまま施工個所に流し込んでコテなどで表面を仕上げるだけで作業が完了する。転圧など締め固めの作業は必要なく、生産技術本部技術研究所の五伝木一第一研究室長は「本製品の施工は流し込むだけなので、誰が作業しても同じように性能を発揮することができるのが特長の1つ」と強調する。

     

     材料は粉体3.75㎏とポリマー水0.9㎏で1セットとなっており、1セットで2リットルの体積(およそ26×26×3cmの穴)に対応できる。

     

     価格は4セット1箱で1万円前後を想定しており、販売目標としては、市場の反応を観察しながら将来的には1万箱を目指すとしている。また、販売促進の一環として、10月8-9日に東京都江東区の東京ビッグサイト青海展示棟で開催する「ハイウェイテクノフェア2019」での展示を予定している。

     

     同社は、舗装のひび割れ進行を抑止する貼り付け型の補修材「PMR99」を販売しており、破損の状態に応じた「ハイパークールパッチ」との使い分けや、併用によってより耐久度を高めるといった使用法も提案している。

    残り50%
    ログインして続きを読む 会員でない方はこちらよりご登録ください

    掲載日: 2019年9月17日 | presented by 建設通信新聞

前の記事記事一覧次の記事