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床版取替工事/ケレン作業 50%低減/大林組が省力化装置中央道橋梁補修で成果
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大林組は、床版取替工事のケレン作業を省力化できる桁ケレン装置「フランジブラスター」を開発した。「中央自動車道(特定更新等)柳樽川橋他9橋橋梁補修工事」の落合川橋(下り線)で適用し、ケレン作業を約50%省力化できた。
道路橋の床版取替工事では、道路を一部通行止めにするため、古い床版の撤去から桁フランジに付着した塗装、コンクリートの除去(ケレン作業)、新しい床版の設置までの作業を計画期間内に完了することが求められる。中でもケレン作業はディスクグラインダーなどの工具を使って手作業で実施するほか、コンクリート片などのくずの清掃が必要になり、作業員を集中的に投下しなければならない。
フランジブラスターは、砂などのブラスト材を高速で対象物に吹き当てて塗装などを除去する。噴射部が自動で左右にスイングし、広範囲を同時に作業できる。作業に手間がかかるフランジ同士を接合するボルト部も、平たんな個所と同様に均質に仕上げられる。
ブラスト噴射部を金属製の防護箱で囲えば、ケレンくずやブラスト材の飛散を防止でき、作業の安全を確保できる。防護箱に接続したバキューム装置でケレンくずとブラスト材を吸引回収するため、飛散による作業環境の悪化を防ぎ、清掃作業も不要になる。集めたブラスト材は、分別装置でケレンくずを取り除き、循環利用する。
「中央自動車道(特定更新等)柳樽川他9橋橋梁補修工事」の落合川橋(下り線)では、長さ12mの4主桁のケレン作業が従来作業と比べて約50%省力化できた。
残り50%掲載日: 2019年9月24日 | presented by 建設通信新聞