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  • ジョンソンコントロールズ/建物内環境を最適化

    【デジタルクラウドプラットフォーム/2019年末からサービス】

     

     ジョンソンコントロールズは、ビルシステムのビッグデータをAI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を活用したプラットフォームに価値のある情報として集積し、多様なアプリケーションによって、用途に応じて使うことができるデジタルソリューションを日本市場に投入すると19日に発表した。プラットフォーム上に構成するさまざまなアプリによって、顧客の細かなニーズに合わせて建物内環境の効率化、最適化を自律的に運用する環境や体験を「アズ・ア・サービス」として、年末からの提供を目指す。

     

     開発した「Digital Vault(デジタル・ボルト)」は、独立したさまざまなビルシステムから収集する複雑なビッグデータをクリーニング、ノーマライジング(正規化)し、有益な情報として活用しやすくするデジタルクラウドプラットフォーム。

     

     Vault上で機能する開発済みのAIアプリは、「Microsoft Azure」上に構築した「Digital Twins」や、エネルギー予測、不具合検知・診断、HVAC(空調冷熱機器)運用の最適化、予知保全とスケジューリングなど。

     

     加えて、クラウドベースのビル設備データ解析プラットフォーム「JEM」、テナント向けファシリティマネジメントシステム「コンパニオン」、集約セキュリティーシステムなどのアプリもVaultとともに機能する。

     

     Vaultは、ビッグデータの可能性を引き出し、よりインテリジェントで安全、エネルギー効率も高く、持続可能であるとともに、快適性やウェルネス、生産性を高める建物内環境と体験を、顧客のビルオーナーやテナントに入居する企業とその社員などに提供する。

     

     同社は、日本を含むAPAC(アジア太平洋)地域で、このソリューションの導入を広げるため、APACデジタルソリューション担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーにAlvin Ng(アルビン・ウン)氏が就任したことも19日に発表した。

     

     同日、シンガポールから来日したウン氏は都内で記者会見し、「デジタルトランスフォーメーション(DX)によって新たな価値を生むためには、AI、IoTの技術だけでなく、有益なデータが必要。既にあるビルのパフォーマンスデータのビッグデータをニーズに応じて活用し、ビルシステム以外のさまざまなシステムと連携させるためプラットフォームを開発した。アプリ開発の可能性も活用の用途も無限大だ」と述べた=写真。また、「年末までにVault上にアプリを載せ、(日本の)顧客に提供できることを目指している」と語った。

     

     同社日本法人の吉田浩社長は、顧客に対し営業活動を展開していると明かした。

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    掲載日: 2019年9月24日 | presented by 建設通信新聞

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