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  • 大林組ODICT/蓄積技術とデジタル融合/初弾・川上ダム(三重)で活用

     大林組は、ダム建設で蓄積してきた施工技術とICTやIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)といったデジタル技術を融合した情報化施工技術を「ODICT」(オーディクト)として集約し、ダム建設工事の施工内容に応じて選択して適用する体制を整えた。初弾として、水資源機構発注の川上ダム建設工事(三重県伊賀市)で活用する。

     

     ダム建設工事は、全国的なプロジェクトの数が少なく、熟練技能者の高齢化による技術力の低下や新規入職者数の減少による人手不足の影響を受け、技術の伝承が難しい状況となっている。一方で、工事規模が大きく、多くの技能労働者を確保しなければならない工種で、機械化やICT化による省人化・省力化が不可欠となっている。

     

     オーディクトは、ダム建設に関係する施工技術とICT・IoT・AI技術を集約した上で、生産性や安全性の向上、品質管理の高度化をテーマとして開発した多様な技術を施工内容に応じて選択して適用する。

     

     初弾の川上ダムは、堤高84m、堤頂長334m、堤体積45万7570m3の重力式コンクリートダムで、2017年9月に着工し、23年3月末の完成を目指す。

     

     施工は、大林組・佐藤工業・日本国土開発JVが担当している。

     

     オーディクトに集約した「AIを用いた基礎岩盤の健全性判定」や「タワークレーンによるコンクリート運搬のオートメーション化」「コンクリート締固め判定の自動化」といった新規開発技術を含む20超の技術を工事進捗に合わせて順次適用する。

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    掲載日: 2019年10月4日 | presented by 建設通信新聞

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