建設技術者向けNEWS

　川田テクノシステム（東京都北区）と綜合システム（大阪市）は、土木構造物設計の３次元シミュレーション分野で業務提携した。土木設計分野におけるＢＩＭ／ＣＩＭを推進するため、包括的に事業協力する。初弾として、３次元設計ＣＡＤ『Ｖ－ｎａｓＣｌａｉｒ』の土木構造分野を強化する『ＢＯＸカルバートの設計ｆｏｒ　Ｖ－ｎａｓＣｌａｉｒ』を綜合システムが開発する。

　設計段階の３次元データ自動生成に強みのある川田テクノシステムの『Ｖ－ｎａｓＣｌａｉｒ』に、土木設計計算分野で高い実績を持つ綜合システムのコア技術を融合することで、より設計者が使いやすい３次元設計システムの共創を目指す。

　具体的には、Ｖ－ｎａｓＣｌａｉｒの拡張機能である『３次元土木構造モデリングシステムＳＴＲ＿Ｋｉｔ』上で動作する『ＢＯＸカルバートの設計ｆｏｒ　Ｖ－ｎａｓＣｌａｉｒ』を綜合システムが開発し、データ連携だけでは得られない高い操作性、合理性、効率性、機能性を実現する。

　作成した３次元モデルは建設生産プロセス全体を通じて属性情報を蓄積する基盤モデルとして活用できる。