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高輪ゲートウェイ駅 未来の駅を創出/最新設備でSDGs達成へ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>JR東日本は、2020年春の開業に向けて建設が進む高輪ゲートウェイ駅について、環境保全の新技術を導入した“未来の駅”を目指す。膜屋根による温熱環境や東北産木材を活用した「エコステ」づくりを通じて、SDGs(持続可能な開発目標)達成に取り組む。
駅舎は、隈研吾氏をデザインアーキテクトに迎え、「和」を感じる仕様になる。折り紙をモチーフにした大屋根は、日射の熱反射率が高い膜材を採用して内部の温度上昇を抑制するほか、光透過によって日中の照明電力量削減に貢献する。
内装には福島県古殿町や宮城県石巻市などの木材を活用。東京都港区が地球温暖化防止を目的に創設したCO2固定認証制度「みなとモデル★★★」の取得を目指す。
このほか、ホーム屋根の太陽光パネルや、線路脇の小型風力発電機と70㎡の緑化空間など、環境に配慮した取り組みを随所に盛り込む。
AI(人工知能)を搭載したロボットやデジタル掲示板による案内サービスは、同社初の試みという。
深澤祐二社長は3日の会見で、「新たな技術を投入して未来の駅を創造する第1弾だ。駅機能を果たしながら周辺まちづくりと一体のサービスを提供する。多くの人に体験してもらい、親しまれる駅を目指す」と意気込みを語った。
同駅の規模は、S一部RC造地下1階地上3階建て延べ約7600㎡。設計は、JR東日本の東京工事事務所と東京電気システム開発工事事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツ・ジェイアール東日本建築設計事務所JV、日本鉄道電気設計、施工は大林組・鉄建建設JVがそれぞれ担当。
残り50%掲載日: 2019年12月4日 | presented by 建設通信新聞