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応用地質/3D地盤モデル構築・管理システム/簡単に地質リスク可視化
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【BIM/CIM普及を支援】
応用地質は、建設・維持管理の需要が高い都市地盤を対象とするユーザーに向けた、新たな3次元地盤モデル構築・管理システム「OCTAS Modeler(オクタス モデラー)」を開発、ウェブサイトを通じて2日から日本国内向けのインターネット販売を開始した。地質の専門家でなくても簡単に操作できるのが特長。都市インフラや重要構造物の多くが建設される平野部におけるさまざまな地質リスクを可視化し、基礎構造物や地下工事のBIM/CIM化をサポートする。
同システムはBIM/CIM市場の裾野の拡大と定着に向け、必ずしも複雑な地質構造に対応した製品機能や高度な地質学的知見を要しない、地質構造が比較的穏やかな平野部の地盤や成層の地質構造をモデル化の対象に、専門の地質技術者以外のユーザーにも使いやすい3次元地盤モデル作成ソフトウェアとして開発した。
比較的シンプルな手順で3次元の地層モデル、支持層モデル、土質区分モデル、地盤強度モデル、地下水面モデルを作成できる。作成したモデルはBIM/CIM対応の3次元CADデータにも出力が可能だ。3次元CADデータやドローン空撮による点群データを重ねての可視化や、任意の位置での断面作成・CAD出力機能など多彩な機能を備える。
また、建設が終わると散逸しがちな地盤情報や、構築した3次元地質・地盤モデルデータ、モデルの品質や作成方法などの属性情報もこのシステムにより一元管理できるほか、取り扱う地盤情報はオープンフォーマットを採用することで、さまざまな建設情報システム・プラットフォームに利用できる。
さらに全国地質調査業協会連合会が支援する「3次元地質解析技術コンソーシアム」で検討している地盤モデルの属性情報のあり方をいち早く導入し、施工段階や維持管理など建設プロセスの次の工程へ確実にデータを継承。これらの構築したデータは、フリーソフト「OCTAS Manager」でも簡単に参照・閲覧することができる。
同システムは、サポートウェブサイトからダウンロード購入するサブスクリプションサービスとして提供する。契約費用は年間8万円(税別)。ユーザーサポートもウェブサイト上で利用できる。基本機能の強化や目的に応じたさまざまなプラグイン機能(有償)も数カ月ごとに搭載していく予定だ。詳しい操作方法や3次元地質・地盤モデル作成テクニックなどを解説するコンテンツも順次掲載していく。
残り50%掲載日: 2019年12月11日 | presented by 建設通信新聞