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  • 建設キャリアアップ活用した地域建設業の生産性向上/専門工事の施工能力“見える化”制度システム開発/国交省

    【新たな経済対策で取組み加速/技能者の特別講習支援も】

     

     新たな経済対策に盛り込まれた「建設キャリアアップシステムを活用した地域建設企業の生産性向上」の概要が分かった。専門工事企業の施工能力の“見える化”制度に関するシステム開発と、現場を支える職長・中堅クラスの技能者を対象としたスキルアップ講習を実施する。中小規模が多い専門工事企業では経営基盤の脆弱(ぜいじゃく)性や人材不足といったリスクを抱えているケースが多いことから、建設キャリアアップシステムを活用した人材育成に積極的に取り組む企業を支援する。

     

    2560建設キャリアアップシステムを中心とした、建設技能者のスキル向上と優秀な専門工事企業が選ばれる仕組みの構築を目指す

     

     専門工事企業の施工能力の見える化制度は、建設業許可の有無や建設業の営業年数、財務状況、取引先、社員数、団体加入の有無といった基礎的情報、建設技能者の人数や施工実績などの施工能力、法令順守や社会保険加入状況などの項目を4段階で評価するもの。人材育成や施工能力の向上に取り組む専門工事企業が高い評価を受けることで、マーケットの中で競争力を持つことができる仕組みを築く。

     

     現在、国土交通省が設置した検討会で職種ごとの評価項目などの検討を進めており、2020年春以降にガイドラインに基づいた評価基準を作成した団体から順次、制度を運用する予定だ。

     

     今回の新たな経済対策によりシステムの整備に着手し、21年春にシステムの運用開始を目指す。

     

     建設技能者の人数といった施工能力評価の項目については、建設キャリアアップシステムと連動し、20年度からシステム運用を開始する建設技能者の能力評価制度とのひも付けが必要となることから、両システムが連携した形で整備を進める方針だ。

     

     建設技能者のスキル向上のための特別講習は、建設技能者の能力評価制度で、レベル2-3に当たる職長・中堅クラスの技能者を対象とすることになる。建設キャリアアップシステムの概要や役職に応じて必要となるマネジメントスキルなどに関する講習を行う。

     

     作業指揮や安全管理など中核的な役割を担う職長・班長クラスのマネジメントやリーダーシップなどの能力を向上させることで、工事の円滑な施工と生産性向上につなげる狙いだ。

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    掲載日: 2019年12月12日 | presented by 建設通信新聞

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