当サイトについて 採用ご担当者様
会員登録はこちら 求人検索

建設技術者向けNEWS

建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!

  • 淺沼組/IoT技能継承総合システムの開発加速/20年秋のサービス開始めざす

     淺沼組は、IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)を用いて熟練技能を蓄積し、技能継承やインフラ維持管理の効率化を図る総合型システムの開発を加速させる。熟練技術者の動態データを記録することで生産技能を「見える化」し、生産性の維持・向上につなげる。地図データ上にインフラの施工情報などを含めて取り込んで有効活用することも視野に入れている。来秋のサービス提供開始を目指している。

     

     開発している「Ai-MAP SYSTEM(アイ・マップシステム)」は、衛星利用測位システム(GPS)センサーやウェラブルカメラなどを登載したヘルメットによるハイブリッド計測システム「アイ・ロガー」や、インフラ通信システム「アイ・テック」、各種情報を蓄積・解析するクラウドサーバー、AIプラットフォームなどで構成する。動態計測や作業動線解析などにより、熟練技能などを定量的に蓄積することで、技能継承などに活用する計画だ。

     

     同システムのうち、携帯端末機によるコミュニケーション促進用記録ツールである「アイテック」は、国土交通省が進める「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」で採択されている。淺沼組と先端建設技術センター、北海道大学、名古屋大学、ミオシステムのコンソーシアムが、国交省関東地方整備局発注の「H30・31国道51号神宮橋架替鹿嶋側橋梁下部他工事」で試行を進めている。スマートフォンなどを用いて通信した記録や位置・時間情報、現場管理用写真・動画などのテータを取得。クラウドサーバーにデータを蓄積して、各種帳票の作成やAI解析の学習データとして活用する。通信速度や情報精度などの機能向上も図る。

     

     淺沼組によると、異業種からの問い合わせも来ており、建設業に限らず幅広く活用する可能性も探っていく。

    残り50%
    ログインして続きを読む 会員でない方はこちらよりご登録ください

    掲載日: 2019年12月16日 | presented by 建設通信新聞

前の記事記事一覧次の記事