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  • 橋梁点検で飛行試験/無人航空機性能評価基準に貢献/NEDOら

     新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などは、橋梁点検に使用する無人航空機の性能評価基準策定に向けた飛行試験を実施し、試験方法や試験環境の妥当性などを検証したと発表した。得られた知見は、福島ロボットフィールドの試験用橋梁で試験できるように福島県に提供。今後の取り組みを通じて橋梁点検に使用する無人航空機の性能評価基準の策定に貢献していくとしている。

     

     NEDOは「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」として、橋梁点検に使用する無人航空機の性能を実現場に導入する前に評価できるようにするため、性能項目や性能評価のための試験方法、試験に使用する計測システムなどをまとめた日本初の性能評価基準の開発に取り組んでいる。 NEDOと富士通、日本電気、イクシスリサーチ、エンルート、プロドローンが参加した試験は、千葉県東金市にあるドローンフィールド東金の中に設置した模擬橋梁実験施設で実施。実際に無人航空機を飛行させて、高橋脚上部や床版の近接画像の撮影、高橋脚の打音検査などのための橋梁点検プロセスや、そこで必要な計測システムの妥当性を検証。準備から点検作業終了までの所要時間と点検時の環境条件のデータのほか、画像や打検機器接触位置・姿勢などのデータも取得した。

     

     さらに特設した送風設備を用いて橋梁支承部付近における安全な運用を阻害する風などの外乱を考慮した環境下でも飛行させ、無人航空機の姿勢制御性能の定量化など、試験環境の妥当性の検証も行った。

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    掲載日: 2018年1月12日 | presented by 建設通信新聞

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