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  • 三井住友建設/鉄道構造物の軌道スラブ製造/鉄筋結束に本格導入

     三井住友建設は、ロボットアームを使った鉄筋組立自動化システム「Robotaras(ロボタラス)」=写真=を同社三田川PC工場(佐賀県吉野ヶ里町)で製造する鉄道構造物の軌道スラブの鉄筋配置・結束作業に本格導入した。これにより、資材の補充作業などを除き、鉄筋を組み立てる作業員が不要となり、作業員1人当たりの生産性が50%向上するという。

     

     三田川PC工場では、軌道スラブ約1万2000枚を製造しており、作業員約20人が鉄筋組み立て(供給・配置・結束)を手作業で行っている。形状が同じ軌道スラブの鉄筋組み立ては、単純作業を繰り返すため、担い手不足の解消と作業負担の軽減、生産性向上を目的に、自社開発したシステムを本格的に導入した。

     

     プログラミングされたロボットは、アーム先端部で鉄筋の長短に合わせた3種類の鉄筋保持治具と市販の鉄筋結束機の自動着脱し、鉄筋の配置と結束作業を行う。これにより作業員は、鉄筋供給機への補充と鉄筋結束機へのワイヤー充填などの補助作業だけとなり、省人化・省力化が実現できる。

     

     今後、システムのさらなる開発を進め、同社プレキャスト(PCa)工場の製造ラインへの導入を目指し、高速道路の大規模更新事業や超高層マンションなどの主要構造体などに使われるPCa部材製造にも積極的に活用していく方針だ。

    残り50%
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    掲載日: 2020年2月7日 | presented by 建設通信新聞

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