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  • コンコアーズ/AI搭載の図面解析エンジン開発/3Dモデル変換などに応用

     建設系ITベンチャーのコンコアーズ(東京都渋谷区、中島貴春社長)は、人工知能(AI)を搭載した図面解析エンジンを開発した。設計や施工に使用する図面を画像データとして扱い、記載された情報を自動的に読み取ることができる。2次元(2D)図面から3次元(3D)モデルへの変換、積算業務での数量拾い、図面から検査表の作成といった幅広い業務への応用が期待できる。

     

     同社が開発した解析エンジン「AOZ Cloud(アオズクラウド)」は、図面を画像情報として扱い、コンピュータービジョンの技術を用いることにより、何が記載されているのかを自動認識する。柱や壁の中心線となる通り芯、各種オブジェクト、区画などを認識するほか、図面に記された各種情報(会社名、工事名称、図面名称、縮尺、作成日、図面番号など)も読み取れる。

     

     情報の自動読み取りを可能とすることにより、さまざまな業務支援を行えるようになる。特にBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)では、属性情報が付加された3Dモデルの活用が盛んに行われているが、属性情報の付加に多大なコストが掛かる。情報モデルがない既存建物に活用する上でも大きな課題となっていた。

     

     こうした課題を解消するため、アオズクラウドで2D図面に記載された情報を自動で抽出・判定できるようにし、大幅なコスト削減やこれまで利用されず倉庫に保管されている既存図面の有効活用が可能となる。

     

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    掲載日: 2018年1月16日 | presented by 日刊建設工業新聞

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