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鹿島/四足歩行ロボを導入/トンネル現場で実証実験/測量や巡視に活用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鹿島は、ソフトバンクロボティクスとソフトバンクの協力を得て、Boston Dynamics社の四足歩行ロボット「Spot」(スポット)を導入した。2019年12月に神奈川県内のトンネル現場で実証実験を実施し、トンネル内の路盤でも不自由なく歩行できるよう改良した。
実証実験は、「横浜環状南線釜利谷ジャンクションCランプトンネル工事」(発注者=NEXCO東日本、施工=鹿島)のトンネル内で実施した。四足歩行で移動するSpotに360度カメラを搭載して制御室からの遠隔操作で、切羽の写真撮影やポンプメーターなどの計器点検を実施した。あらかじめ設定したルートに沿って自律歩行できるSpotの特性を生かし、坑内巡視でも活用し、現場での適用性を確認するとともに課題を抽出した。その結果を踏まえ、ソフトバンクロボティクスとBoston Dynamics社で悪路歩行性能の確認やインターフェースプログラムを改良し、土木現場への適用可能性を高めた。
今後、トンネル工事の坑内測量業務や安全管理のための巡視などについて実証実験する予定。四足歩行が可能な特性を生かし、急傾斜地滑り地帯での調査・測量などの危険作業を含め、適用先の拡大を検討する。
残り50%掲載日: 2020年2月21日 | presented by 建設通信新聞