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  • ゼネコン各社ーIT人材を積極採用/新卒から育てる動きも/本社調べ

     ゼネコン各社がIT系人材を積極的に獲得している。日刊建設工業新聞社が実施したアンケートに回答した34社のうち、2020年度新卒採用で6社、19年度の中途採用では11社がIT系人材を採用していた。生産性向上が求められる中でICT(情報通信技術)や人工知能(AI)などを活用する場面が増えてきている。即戦力に対するニーズが高い一方、新卒で採用し育成する動きも出ている。

     

     20年度の新卒採用で見ると、前田建設が8人で最多だった。鹿島と清水建設、竹中工務店は5人、大林組も3人、戸田建設が1人と続いている。

     

     前田建設は、19年度新卒から技術情報系の採用枠を新設。18年度までは数人だったが、19、20年度は8人ずつ採用した。21年度も10人を計画している。各社を見ると、ロボットやAIなどの推進を見据えて採用しているケースや、情報システム関連部門で継続採用しているケースなどがある。

     

     19年度の中途採用は竹中工務店の11人が最も多い。幅広い知見を持った人材を即戦力として獲得し、建設業のデジタル化を推進する狙いがある。同社以外では鹿島が5人、清水建設も4人を採用。熊谷組、東亜建設工業、飛島建設、西松建設の4社は2人を採用した。

     

     労働人口の減少などを背景に、多くの産業がロボット化などに取り組んでいる中で、IT人材の獲得競争は激しさを増している。あるゼネコン担当者は「育成に時間がかかるため即戦力がほしいものの、人材の奪い合いになっており中途・新卒を問わずに採用している」と話す。IT系人材は引く手あまたで「建設業を視野に入れていない。活躍できるフィールドがたくさんあることをPRする必要がある」と指摘する声もある。

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    掲載日: 2020年2月27日 | presented by 日刊建設工業新聞

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