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清水建設/重機接触災害リスク低減システムが認証取得/生産性と安全性を両立
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>清水建設がトンネル工事現場に導入している人と機械の接触防止のシステムが、安全を確保する技術面での取り組みを対象にしたセーフティグローバル推進機構(向殿政男会長)の認証を取得した。切羽付近での掘削土砂の搬出中に、人と機械が接触する可能性を検知すると照明で警告する仕組み。リスク情報は対象エリアにいる作業員で共有し警報が出ると作業を中止することでリスクを回避する。
認証を取得したのは清水建設が熊本県で施工中の「熊本57号滝室坂トンネル西新設(一期)工事」で導入している「重機接触災害リスク低減システム」。作業中に人と機械が接触する可能性が生じるとリスク情報として認識し、警告照明機器から高照度発報することでリスク情報を発信する。作業者と重機の位置情報管理、警告照明機器制御、重機周囲監視などの各システムを連携させることでリスク低減を図る。
同社はロボットの導入やICTの活用などでトンネル施工の生産性と安全性を飛躍的に向上させる「シミズ・スマート・トンネル」の構築を進めており、システムはそれを構築する上での適合審査を受審した初弾となる。
同機構が発行する技術認証「Safety2・0 適合基準レベルI」を取得した。Safety2・0は人と機械が共存する作業環境でICT(情報通信技術)などを使って人・機械・環境に関する情報を共有することで、安全を確保する取り組みに対する認証。適合基準レベルIはヒト・モノ・環境等の各構成要素をICTでつないでいる、リスク関連情報をモニタリングし発信しているなどの分類を示す。
5日に東京都中央区の清水建設本社で認定証授与式が行われ、向殿会長から清水建設の河田孝志常務執行役員に認定証が手渡された。
残り50%掲載日: 2020年3月6日 | presented by 日刊建設工業新聞