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  • 奥村組/統合管理にVR技術/除染土のう安全輸送/事例活用も追加

     奥村組は、除染土のうを中間貯蔵施設へ輸送する統合管理システム「インフォクロス」に「VR技術を活用した運転手教育機能」と「事例データベース活用機能」を追加し、試験運用を開始した。中間貯蔵施設への除染土のうの輸送が本格化するのに伴い、増加する輸送車両への安全対策を拡充する。

     

     追加した「VR技術を活用した運転手教育機能」は、インフォクロスに取り込んだ運行ルート周辺の映像情報と教育カリキュラムを活用し、運転手はVR(仮想現実)空間で未経験ルートの運行や重大事故などを体験学習できる。また、それぞれの運転手の特性を把握・分析して教育カリキュラムに反映し、個人の特性に応じ効果的に教育できる。

     

     「事例データベース活用機能」は、過去のトラブル対応事例をデータベース化し天候や運行ルート、渋滞などの情報と連携させることで、輸送の安全管理に必要な情報を自動で抽出する。抽出した情報は管理者や運転手、作業員に適切なタイミングで掲示することで、車両運行のトラブルを未然に防止することが期待されている。

     

     「インフォクロス」は、同社が2015年に開発・運用を開始した輸送統合管理システムで、除染土のう、運搬車両、作業者などの位置や数、放射線量といった情報をリアルタイムに取得・集約して一元化する。日常管理業務の効率化を実現するほか、各運行ルートの交通状況の変化などを加味し最適な輸送順序と運行ルートを選定できる。今後は試験運用を通じてシステムの機能を向上するとともに、発注者への提案をさらに展開していく方針だ。

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    掲載日: 2018年1月18日 | presented by 建設通信新聞

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