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リコー、コスモスイニシア/テレワーク・在宅勤務に照準/マンションをリノベーション
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【住居と仕事場、都内2件で採用】
リコーとコスモスイニシアは、テレワークや在宅勤務など自宅で仕事する人向けのリノベーションマンションを完成させた。映像技術を使って集中できる空間を生み出す「コモリワーク」と、住居と仕事場の入り口を分ける「ドマワーク」を採用したマンション2件が3月に完成し、販売を始めた。
在宅勤務やフリーランス、副業など働き方が多様化し、共働きも増加する中で、仕事とプライベートを明確に区別しにくくなっている。リコーが新事業として進めているデザイン思考のメソッドを使った「価値創出プログラム」の一環として、コスモスイニシアと共同で、「家の中で仕事に集中する」「仕事以外の空気に触れ、気分転換や着想を得る」という、相反する要素を住居の中で実現する空間の検討を進めてきた。
「コモリワーク」は、リビング・ダイニングにつながる洋室に、家族とほどよい距離感を保ちながら机に集中できるスペースを設ける。高い位置から室内や窓の外を眺められるようにする。洋室とリビング・ダイニングの間のガラスには、 超至近投影が可能でガラスの両面に映像を流せるリコーの超短焦点プロジェクターで、 洋室側にはビデオ会議やオフィスの映像を映し、プライベート側では映画などを見られるようにする。東京都新宿区の「エド・コモン西早稲田」 で採用した。
「ドマワーク」は、玄関と一体となった土間のような空間を設け、仕事場として活用できる。リビングの扉を境に床の素材を切り替え、境界を演出するほか、キッチンとの間には窓を設け、プライベート空間とも緩やかにつないでいる。ドマワークにはリコーのインタラクティブホワイトボード(電子黒板)を設ければ、ディスプレーに文字を書き込んだり、遠隔地と画面を共有できる。東京都中央区の「晴海アイランドトリトンスクエアビュータワー1号棟」に採用した。
両社は、今回のアイデアをほかの事業へのサービスとして展開することを検討する考え。
残り50%掲載日: 2020年4月8日 | presented by 建設通信新聞