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  • 土工情報収集/ICT機器を統合利用/五洋建設 データ処理時間削減

     五洋建設は、さまざまなICT建設機器を統合して利用できるシステム「五洋土工情報収集システム(i-PentaCOL)」を開発した。施工機械や測量機器のデータを同社のクラウドサーバーに自動で集約し、1つのシステムとして操作できる。道路工事現場でシステムを運用した結果、担当者2人のデータ処理や機器操作に要する時間を1人当たり1日約1.2時間削減した。 通常のICT土工事では、バックホウやブルドーザの管理システムなど、複数の重機や機器ごとに異なる施工情報を職員がデータ収集し、管理している。クラウドにデータを集約し、独自のソフトフェアによる多様なデータ統合も進んでいるが、複数のクラウドの相互連携により自動でデータを集約することはできなかった。

     

     五洋土工情報収集システムは、1つのシステムでICT建設機器のデータをまとめて処理することが可能で、職員の負担を削減する。

     

     システムの導入により土の積載や運搬、盛土など土工時の施工記録を簡単に確認できる。また、ICTバックホウの刃先の軌跡データやステレオカメラの地山測量データから掘削度量を把握でき、バックホウの重量計から積載量や運搬台数が分かる。加えて、振動ローラーのGPS(全地球測位システム)から盛土量を確認し、日々の切土、盛土の出来高や土量変化率を管理できる。

     

     五洋建設技術研究所のセンサークラウドから風速計や雨量計の観測データも集約し、粉じん対策の実施や工事中止を速やかに判断し、安全確保にもつながる。

     

     延長約11㎞、土工数量約80万m3の道路工事でICTバックホウ1台、ブルドーザー2台、振動ローラー2台を稼働させてシステムを運用。システム操作や管理に関わる時間を短縮した。

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    掲載日: 2018年1月24日 | presented by 建設通信新聞

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