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  • 特定技能「鉄筋継手」/国内試験 8月実施/国交省/建設分野で初

     国土交通省は、在留資格「特定技能」に基づく技能評価試験について、日本国内での試験を8月28日に実施することを決めた。試験区分は「鉄筋継手」の1職種。建設分野で初めての試験となる。試験開催場所は富士教育訓練センター。試験の実施主体であるJAC(建設技能人材機構)が近くホームページで試験情報を公開する。 特定技能の国内試験は、2020年度から受験資格が緩和され、これまで国内試験の受験を認めていなかった技能実習など活動計画の作成が求められる在留資格で活動中の者の受験が可能となった。

     

     建設分野の特定技能での就労者は現状、技能実習などからの移行者に限られており、技能実習がない職種では受け入れが難しい状況にあった。そこで、受験資格の緩和を機に、国内試験の実施に乗り出した。

     

     具体的に想定されるのは、鉄筋継手と業務内容で関連性の高い鉄筋施工や溶接などの職種の技能実習生が受験するケースだ。例えば、「溶接」での技能実習中に「鉄筋継手」の技能試験に合格することで、技能実習修了後はスムーズに特定技能「鉄筋継手」での就労に移行できる。技能実習修了者は日本語試験が免除されるというメリットもある。

     

     鉄筋継手以外の職種についても、技能実習がない職種などを中心に国内試験の実施に向けた検討が進んでいる。

     

     建設分野で働く技能実習生は19年10月末時点で約6万5000人に上り、直近8年間でその数は10倍近くにまで増加している。外国人建設就労者受入事業(特定活動)による新規受け入れの申請受付が7月末で終了し、8月以降の技能実習からの移行は特定技能に一本化されることを鑑みれば、特定技能で働く外国人のさらなる増加が見込まれる。

     

     特定技能の海外試験については、3月にフィリピンで「電気通信」を実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、延期の状態が続いている。

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    掲載日: 2020年7月10日 | presented by 建設通信新聞

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