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  • 特製間仕切りで3密回避/九州の豪雨被災地に緊急提供/全国道の駅連絡会に群馬建協、全建協連が支援

     全国道の駅連絡会(石井裕会長)は、群馬県建設業協会(青柳剛会長)と全国建設業協同組合連合会(同)の協力支援を受け、2020年7月豪雨の被災者に、群馬建協が製品化した段ボール製間仕切り『KAMIKABE〈かみかべ〉』を緊急提供する。15日に出荷し、被害のあった福岡、熊本、鹿児島各県内の道の駅に計100セットを届ける。

     

     かみかべは、自然災害と感染症の同時対策に備えて考案した。避難所の3密対策やプライバシーの確保、ストレス軽減などを目的にデザインや使い勝手にもこだわった。約20分で組み立てられ、スペースも柔軟に変更できる。サイズは1辺2.1mの正方形で、高さは1.5m。避難所・避難生活学会が推奨する新型コロナウイルス対策の空間基準を満たす。

     

     今回の緊急支援では、福岡県大牟田市と熊本県水俣市に各17セット、同芦北町に52セット、鹿児島県垂水市に14セットを送る。

     

     青柳会長は「地域を守る建設業としての支援を形にして“見える化”したい。感染症対策をしっかりとしながら、避難を余儀なくされている方々の仮住まい生活の質が少しでも高まれば」と話す。複数の拠点に少量ずつでも配置し、状況に応じて近場で融通し合う備蓄方式が普及・定着するきっかけとなることも期待している。

     

     同連絡会は5月、赤羽一嘉国土交通相に、道の駅第3ステージ(20-25年)におけるニューノーマルを見据えた進化を提言し、さらなる安心拠点としての機能充実を推進している。今回の緊急支援の取り組みも広く情報共有し、災害時の感染症対策への備えも促していく方針だ。

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    掲載日: 2020年7月15日 | presented by 建設通信新聞

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