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コンクリ情報/クラウドで一元管理/西松建設 現場業務を効率化
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>西松建設は、ハイパーエンジニアリングと共同でコンクリート工事の施工管理業務支援システム「NCHyper」(エヌ・シー・ハイパー)を開発した。クラウドを介して工事に関係するデータを一元管理し、施工管理の各書類にデータを自動転記することで書類の作成時間を短縮できる。コンクリート工事の省力化や生産性の向上に役立つ。
2019年度の現場実証(2現場)によって、これまで250分も要していたコンクリート打設計画書の作成から完了報告書の作成までの一連の作業が60分に短縮されるなど、現場管理の省力化の効果を確認した。今後、導入現場数を拡大していくことで、コンクリート工事の生産性の向上につなげていく。
システムはコンクリートの配合情報や受入検査、圧縮強度試験の結果といったデータをクラウド上で一元管理する仕組み。 入力されたデータが施工計画書や打設計画書・実施報告書、 品質管理記録など指定した施工管理の各書類に自動転記される。 データを一元管理することで施工計画に関する各データの共有化できる点も特徴だ。
例えば、 現場で生コンを受け入れる際の品質検査 (受入検査)は、 これまで試験業者による試験結果を記録用紙で受け取り、 その結果を品質管理書類にその都度、転記していたが、 このシステムを採用することで試験業者が写真撮影用タブレット端末の電子黒板アプリ上に入力するだけで試験結果の一元管理が可能となる。
タブレット端末にクラウド上の施工計画書類のデータから当日打設するコンクリートの情報を反映できるため、誤発注などの人為的ミスの防止にも役立つ。
受入検査の記録写真や圧縮強度試験の結果(入力値)が各書類に自動転記されることから、書類作成での転記ミスがなくなる。また、これらの書類に必要となる施主や工事監理者の承認・捺印の手間を電子印の活用によって解消。施主や工事監理者による回覧・確認作業を効率化できる。これまでの紙媒体による書類の受け渡し作業が大幅に簡略化されることになる。
残り50%掲載日: 2020年7月17日 | presented by 建設通信新聞