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山岳トンネル/余掘り量を正確に測定/鴻池組ら せん孔データ活用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鴻池組と古河ロックドリル(東京都中央区)、マック(千葉県市川市)は、 吹き付け面や地山掘削面の3次元座標を特定して余掘り量を測定する 「トンネル余掘り測定システム」を開発した。 鴻池組の統合せん孔支援システム「ドリルNAVI」の新機能として今後、 さらなる機能を付加し、商品化を目指す。
測定システムは、山岳トンネル工事における施工サイクル内の通常作業である発破孔や、 ロックボルト孔せん孔時のせん孔データを5ヘルツ(1秒間に5回)の詳細な頻度で取得することで、 吹き付け面や地山掘削面といった境界面を3次元座標で正確に特定できる。 サイクルタイムへの影響や地山への影響がないほか、測定のために特段の安全対策も不要としている。
同社施工のトンネル現場で実施した実験では、吹き付け面や地山掘削面の出来形、さらに吹き付け厚や余掘り量を精度20mmで安全に測定できることを実証できた。
今後は、吹き付け面や地山掘削面の自動抽出、出来形図の自動出力、最適な発破パターンの自動作成などの機能を加え、商品化を目指す。
残り50%掲載日: 2020年7月20日 | presented by 建設通信新聞