建設技術者向けNEWS

　エプソン販売と建設ドットウェブ（金沢市、三國浩明社長）は、小規模建設業者の経営力強化に向け、両社のシステムを連携して経営管理に必要な指標を提供するサービスを始める。建設ドットウェブが設立した原価管理研究会とも連携し、会計事務所を通じた経営助言も実施する。８月７日から提供する。

　中小の建設事業者は、人手不足などによって人件費・資材原価などの収益管理の重要性が高まっている。ただ、多くの企業はＩＴを有効活用できず、計画的な収支管理ができないまま経営しているのが現状で、財務状況などを把握している会計事務所の協力が不可欠になる。

　両社は、エプソンの財務アプリケーション「財務顧問Ｒ４／財務応援Ｒ４」と経営管理システム「原価指南」を連携し、伝票入力だけで経営管理に必要な「限界利益」を管理でき、簡単に月次決算を可能にする仕組みを提供する。経営助言サービスでは、建設業に特化したノウハウを持つ原価管理研究会と連携し、会計事務所による経営助言業務を強化する。利用するシステムを取り扱うセールスパートナーとも連携し、地域密着型の運用でアプリケーションとハードウェア、ノウハウの最適な組み合わせを実現する。

　建設現場の生産性向上を支援するエプソンのプリンターや複合機もセットで提案する。