建設技術者向けNEWS

　竹中工務店とアクティオ、朝日機材（東京都墨田区）、アキレスの４社は、改修工事や、はつり作業などに伴う粉じん飛散防止を目的とした簡易養生ユニット「すぽっとＱ」を共同開発した＝写真。組み立て・解体の作業時間を短縮し、コストも削減できる。８月上旬からレンタル・販売を始める。

　ユニットは、はつりやアンカー打設などの粉じん・騒音が発生する改修工事を対象とし、床や柱、壁など各面での作業が可能な簡易間仕切となる。設営作業は、付属のブロアーで空気を注入して仕様の大きさに膨らませる。設営時間は２人で約３分程度と短時間で組み立てることができ、２連・３連と連結することで作業面積も拡大できる。サイズは長さと高さが２.４ｍ、幅は２.２ｍ、重量が約３０㎏。

　商品化に向けては竹中工務店の東京・大阪の５現場で実証した。１５㎡の養生の場合、従来約９０分かかっていた作業時間が、すぽっとＱを導入することで１５分まで短縮できた。

　生産はアキレス、レンタル・販売はアクティオが担当し、竹中工務店と朝日機材は普及展開を図る。レンタル料は１カ月４万５０００円（税別）で、販売料は１０８万円（同）。