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三井E&SとNRI/路面下空洞、ひび割れ/AIで自動抽出
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>三井E&Sマシナリー(東京都中央区、高橋岳之社長)と野村総合研究所(NRI、同千代田区、此本臣吾会長兼社長)は、路面下の空洞や路面のひび割れ、トンネル覆工コンクリート表面のクラックをAI(人工知能)で自動抽出し、 解析するシステムを共同開発した。2020年度から順次運用を始める予定だ。
NRIが持つAI技術を生かし、三井E&Sマシナリーが非破壊検査で得た調査・探検データをクラウド基盤上で自動解析する。これにより、非破壊検査で得た大量データの解析に必要な専門技術者の負担を削減するだけでなく、解析時間の短縮による効率化や、技術者による解析結果の偏りが平準化でき、点検データ解析の品質向上が期待できるという。
例えば、路面下空洞調査では、三井E&Sマシナリーが運用するレーダーとレーザーの同時計測が可能な複合探査車での計測データにAI技術を適用し、レーダー解析画像から路面下空洞の自動検出、レーザー画像から路面のひび割れを自動抽出・描画できるようにした。この結果、空洞判定では7割、ひび割れ抽出では9割の時間短縮ができた。今後は、解析結果を複合探査車の一時用法と同期させ、路面状態の経年劣化観察などのモニタリングに活用できるようにすることも検討する。
同様にトンネル覆工も、三井E&Sマシナリーが持つトンネル撮影車の計測データを対象に、トンネル表面の高精細画像を基に幅0.2mmまでのクラックを自動検出することができるようにした。20年度内の完成、実用化を目指す。
残り50%掲載日: 2020年7月28日 | presented by 建設通信新聞