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  • この人・国土交通省不動産・建設経済局建設市場整備課長に就任した 奥原崇さん

    【担い手確保が一丁目一番地】

     

     7月1日付で不動産・建設経済局建設市場整備課長に就いた。建設業を取り巻く環境について、「社会資本整備や災害対応で重要な役割を担っているにもかかわらず、著しい担い手の減少によって役割を果たせなくなる状況にある」という強い危機意識を示した上で、担い手確保に取り組むことが「一丁目一番地」だと就任の抱負を語る。

     

     「担い手の確保のためにまずは、建設キャリアアップシステム(CCUS)を軌道に乗せていくことが第一目標になる」と強調。同システムの普及・活用に向けた官民施策パッケージに盛り込まれた建設業退職金共済制度との連携などを挙げ、「メリットをより分かりやすく事業者、技能者に理解してもらえるよう、メッセージを届ける工夫をしていきたい」と説明した。

     

     一方、処遇改善を進めるほどコストカットと称して社会保険加入などの規制逃れを目的とした“偽装一人親方化”が生じる懸念があるとし、「不良・不適格業者はあってはならない。すべてが台無しになりかねない極めて重要な問題で徹底的に取り組む」と力を込めた。

     

     今後の人口減少下においては新技術の活用による生産性向上が必須となるが、「材料や工法が複雑化すれば、マネジメント能力を含め、ますます多様な担い手が求められる可能性もある」と指摘し、「そのためにもCCUSを活用し、キャリアと収入の見通しを示し、担い手の確保につなげる必要がある」と展望する。

     

     (おくはら・たかし)1996年東大法学部卒後、建設省(現国土交通省)に入省。住宅局建築指導課建築業務監理室長、兵庫県県土整備部まちづくり部長、官房地方課長などを歴任。大阪府出身、47歳。

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    掲載日: 2020年7月28日 | presented by 建設通信新聞

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