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東京・品川区/ICT活用の道路点検を拡充へ/18年度に車載カメラの画像解析追加
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東京・品川区は18年度、ICT(情報通信技術)を活用した道路舗装点検業務を拡充する。これまでスマートフォンの衛星利用測位システム(GPS)と加速度センサーを使い、路面の段差を検知・記録していた。来年度からは車載カメラによる画像解析を追加し、路面のひび割れ率やわだち掘れ量を点検。その結果を基に、舗装の長寿命化を目指した「舗装修繕計画」を策定する。関連経費として18年度予算案に7百万円を計上した。
区は17年6月から、車を走らせた振動から路面の劣化状況を把握する「道路パトロール支援サービス」を活用した点検業務を開始した。同サービスではスマホのGPSで位置情報を地図上に記録し、加速度センサーが感知した揺れから路面の凹凸や段差など「平たん性」を把握する。システムは富士通交通・道路データサービスが開発した。
区は道路パトロール支援サービスによって、17年6~12月の7カ月間で、緊急対応が必要な異常箇所を123件検知。職員が目視点検で発見した箇所を合わせると405件を把握できた。7カ月の記録量を年間ベースに置き換えると、検知箇所数は16年度比で19%増える見込みという。
同サービスの活用は日常の点検業務の効率化とともに、記録したデータを舗装修繕計画策定の基礎資料とする狙いもある。18年度からは資料の精度を上げるため、点検に画像解析を加える。
画像解析では年1回、パトロール車の屋根に搭載し、巡回しながら路面画像を収集する。それを基にひび割れやわだち掘れを抽出・分析し、帳票を作成。情報を地図上に反映する。解析業務などを行う業者は入札で決める方針だ。
18年度に策定する舗装修繕計画は対象期間を5年間とする予定。点検で記録した情報を基に年1回のペースで内容を更新する。
残り50%掲載日: 2018年2月5日 | presented by 日刊建設工業新聞