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情報通信設備大手3社受注/エクシオが増加/コムシス、ミライトHDは減少
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>情報通信設備工事大手3社の2021年3月期第1四半期決算(連結)が出そろった。業績の先行指標となる受注高は、協和エクシオが前年同期を上回り、コムシスホールディングス(HD)とミライト・ホールディングス(HD)が下回った。業績は協和エクシオとミライトHDが増収増益、コムシスHDが減収減益となった。
コムシスHDの受注高は、前年同期比7.0%減の1299億円。通期計画に対する達成率は23.0%となった。統括事業会社グループ別では、サンワコムシスエンジニアリンググループが6.8%増、北陸電話工事グループが1.1%増だったものの、ほかの6グループは新型コロナウイルス感染症拡大に伴う社会経済活動低下による受注機会の減少が響き、受注を減らした。
情報通信設備工事3社の2021年3月期第1四半期決算(連結)
事業区分別の受注高をみると、NCC設備事業(106億円)とITソリューション事業(286億円)は増えたが、NTT設備事業(546億円)と社会システム関連事業(359億円)が減った。繰越高は12.9%増の2381億円となった。
協和エクシオの受注高は17.6%増の1469億円。通期計画に対し27.9%の達成率だった。セグメント別では、エンジニアリングソリューションのNTTグループが9%減の512億円、NCCが都市部の5G(第5世代移動通信システム)無線基地局などの受注により53%増の181億円、都市インフラがデータセンターなどの大型工事の寄与で27%増の390億円だった。システムソリューションは、GIGAスクール関連の大型案件の受注があり264億円の46%増だった。
経営統合した3グループも受注を伸ばした。繰越高は18%増の2716億円に積みあがった。
ミライトHDの受注高は3.5%減の1091億円。通期計画に対する達成率は25.4%だった。セグメント別では、NTT事業371億円(1.6%減)、マルチキャリア事業279億円(2.1%減)、環境・社会イノベーション事業104億円(22.4%減)、ICTソリューション事業335億円(0.9%増)となった。
繰越工事高は2.7%減の1699億円ある。
21年3月期通期は、3社とも5月に公表した業績予想に変更はない。
残り50%掲載日: 2020年8月18日 | presented by 建設通信新聞