建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
鴻池組/MRでトンネル維持管理/端末とヘルメット一体化
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鴻池組は、MR(複合現実)技術を活用したトンネル維持管理システム(トンネルMR)を開発した。ウェアラブル端末としてマイクロソフト社の装着式ホログラフィックコンピューターを採用。CIMで作成された3次元データなどを現場にいながらホログラムで確認でき、構造物の効率的な調査点検を実現する。
鴻池組が持つAR(拡張現実)技術を活用したトンネル維持管理システムをベースに、端末である「マイクロソフトホロレンズ」とヘルメットを一体化させた。鳥取西道路気高第2トンネル工事(中国地方整備局発注)の現場で、有効性を確認した。
事前に2次元・3次元のトンネル施工データをホロレンズに登録。ホロレンズのセンサーがトンネル坑内に設置されたARマーカーを読み込み、連動する施工データがホログラム画像で正確に投射、移動に伴って画像も追随する。
表示誤差は30m移動時で10cm以内と、精度の高さも特長だ。
点検調査時に構造物のひび割れや漏水を発見した場合にその場でデータを呼び出し、不具合の発生原因を推定することが可能になる。トンネルの維持管理に限らず、一般的な土木構造物や建築物の維持管理、施工管理など幅広い活用も期待できるという。
同システムは、インフォマティクス(川崎市、三原正一社長)と共同開発した。今後は国土交通省が生産性革命を旗印に推進しているi-Constructionと連携した活用方法なども検討していく。
残り50%掲載日: 2018年2月5日 | presented by 建設通信新聞