建設技術者向けNEWS

【エッジＡＩで事業拡大】

　オリエンタルコンサルタンツホールディングス事業会社のリサーチアンドソリューション（福岡市、美濃部直樹社長）は、高度な「エッジＡＩ」技術を活用したサービス事業の拡大に向け、三井不動産グループ企業のクリューシステムズ（東京都千代田区、平山勝彦社長）と業務提携契約を締結した。監視映像を分析することでさまざまな社会問題の解決につながるサービスを幅広く提供していく。

　クリューシステムズは、監視カメラ内で高度なＡＩ（人工知能）分析を行うエッジＡＩの分野で、オフィスビルや商業施設、大型倉庫、ホテル、駐車場などに多数の導入実績がある。近年では、新型コロナウイルス感染拡大対策の人流分析、人物認証、置き去り物の検知などのＡＩ関連サービスを実用化している。

　ＡＩカメラ内（エッジ）ですべてのＡＩ分析を行うことで、リアルタイムに検知結果の通知が可能なことに加え、カメラの映像を送ることなく分析結果のみ送るため、通信費用やクラウドの運用費用が安価に抑えることができるのが特長。高い品質を保ちながらコストを抑えたサービス提供が可能になる。

　今回の業務提携契約により、リサーチアンドソリューションでは、この技術を活用したサービスを企業や自治体、地域住民など幅広い顧客に展開していく考えだ。