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  • 建機大手4社/売上高 大きく落込む/新型コロナの拡大響く

     建機メーカー大手4社の2021年3月期第1四半期決算がまとまった。いずれのメーカーも新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響を受け、売上高は大きく落ち込んだ。

     

     コマツの建設機械・車両部門の売上高は前年同期比24.2%減の4258億円で、セグメント利益は66.2%減の232億円となった。地域別売上高(外部顧客向け売上高)は25.1%減の4200億円。中国が19.1%増の431億円と増えた以外は、すべての地域で減った。新型コロナの世界的な流行による経済活動の停滞などにより、需要が大きく落ち込んだ。

     

    3494建機メーカー4社の2021年3月期第1四半期決算

     

     日立建機の売上高は27.5%減の1701億円。新型コロナの影響による市況悪化を受けた油圧ショベルの減少と、19年度と比べ円高基調で推移した為替の影響などにより大幅に落ち込んだ。

     

     コベルコ建機も新型コロナの影響により油圧ショベルの販売台数が大幅に減った。しかし、クローラクレーンは新型コロナの影響は限定的で、影響がまだ顕在化していなかった米国などで拡販した。

     

     住友重機械工業の油圧ショベル事業は、新型コロナの影響を受け、海外の需要が減ったことから受注、売り上げ、営業利益いずれも減った。建設用クレーン事業も新型コロナの影響を受け需要が減少したことや、原油価格低迷により北米地区の需要が減少したことにより、受注、売り上げ、営業利益いずれも減った。この結果、受注高は29.0%減の501億円、売上高は26.5%減の523億円、営業利益は80.6%減の11億円と大きく落ち込んだ。

     

     21年3月期の通期業績予想は、 公表を見送った住友重機械工業以外は新型コロナによる需要の減少で、 各社とも売上高は減収を見込んでいる。

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    掲載日: 2020年8月19日 | presented by 建設通信新聞

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