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  • 神戸市、栗本鉄工所、フォトラクションら/水道管工事を一元管理/写真管理作業が6割減

     神戸市水道局と栗本鉄工所、フォトラクション(東京都中央区、中島貴春代表取締役CEO)、ミライト・テクノロジーズ、JFEエンジニアリングは、建設系の生産情報一元管理システム『Photoruction』を使った水道管工事施工管理システムを開発した。トレースによる写真管理(工事用黒板、写真台帳の作成)の作業時間が、従来の作業と比べ約6割程度削減できた。2020年秋ころから提供を開始する。

     

     全国の水道事業体では、水需要の減少に伴い、水道料金収入の確保が厳しい。こうした状況の中で、施設が一斉に更新時期を迎え、特に投資額の多くを占める老朽化管路の更新・耐震化の推進が求められている。ただ、官民とも、技術者の確保や技術継承が難しく、生産性向上や業務効率化が大きな課題となっている。

     

     開発したシステムは、神戸市の配水管として採用されている管種(ダクタイル鉄管、鋼管、ポリエチレン管)の水道管工事で実証した。現場を確認後、野帳などに記録していた項目をスマートフォンやタブレットなどの携帯端末で入力すれば、継手チェックシートを自動作成する。作成した工事書類や撮影した写真はクラウド上に保存し、受発注者がリアルタイムで共有できる。

     

     工事写真は、電子黒板を活用し、任意に設定するルールに従って写真整理を自動化できる。将来的には、手書きの継手チェックシートや従来の工事黒板を使った工事写真も、画像認識技術で電子化する計画だ。

     

     電子黒板などのデジタル情報や複数の工事書類(出来形管理、品質管理、配管日報、管割図、使用材料数量)を連携させるため、書類作成時の重複入力を削減できる。いったん入力した工事記録などを更新した場合は、更新履歴が保存され、受発注者が適時、確認可能だ。

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    掲載日: 2020年8月21日 | presented by 建設通信新聞

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